【持つための道具】


ベビーコロール】 【スーパーボール】 【動物マジック】 【リップ型クレヨン】  【スポンジ


【kanaの手】

kanaの手は、自然にしていると親指以外が第二関節で曲がっています。
皮も伸びないため、ジャンケンのパーができない状態です。
ある程度の太さならグーで握ることができますが
ペンなど細いものは握る力もなく
本人は握る気もないためするすると落ちてしまいます。
持たせる時には、必ず手を添えてやる必要があります。



小学校に入学し、授業の中でいろんな素材を「持つ」という行為が多くなってはじめて
kanaに持たせるにはどうしたらいいか…を考えるようになりました。
授業の中で先生方と一緒に手探りで考えました。


【ベビーコロール】

例えばkanaにクレヨンを持たせようとした時、
先生はクレヨンで手が汚れないように持ち手にラップをして
ついでに太さもちょっと増して
さらに指に引っかかりを作るために両面テープを貼ってから
kanaに持たせたりしていました。

しばらくして先生が丸っこいクレヨン…ベビーコロール…を持ってきてくれました。



手の平全体で握る…といった感じでしょうか?
大きさもkanaの手にちょうどよく先生の手も添えやすいみたいです。
ただ、このクレヨン硬いです。
全部が芯のクーピーみたいな感じです。
kanaの力では付く色も薄めです…一応見えますけど。




【スーパーボール】
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次にこのベビーコロールの形を生かして、他の筆記具などにも応用ができないものか…ということを考えました。
大人用の自助具として売られている物の中には球形の物もあります。
でもそれはkanaには大きすぎです。

なので、この丸い部分を卓球の玉でできないかと思いました。が、卓球の玉の直径は4センチ…kanaの手にはまだ大きい?

では、もう少し小さいスーパーボールみたいなものではどうかしら?
適度な重さもいいんじゃない???
ということで調べてみると…スーパーボールが液体ラテックスを使って
自分で作ることができるなんてこともわかりました。

さらに「つくろう!スーパーボール」なる子供用のおもちゃ?お菓子?を発見。
ガムが1枚だけ入ってるんだって。
型に粉を入れ、それをぬるま湯に沈めて3分。
型から外して乾かすと、スーパーボールができるらしい…


ということで作ってみました。
説明書とは違う作り方で穴を開けて作ってみました。
訪看さんに押すはんこ用の持ち手です。

しかしここで問題が発覚。
、この作り方では1つの物に対して持ち手も一つ、
物が変わればその数だけ持ち手が必要になるどいうことに…うーん、効率が悪い。
いろんな物に使い回しのできるホルダーがいいんだけどな。



【動物マジック】


学校の先生が100均で見つけた物です。
動物の顔がキャップになってて、胴体がマジック。2つ入りで100円。
写真の他にもいろんな動物が全部で…10匹くらい?もっと?
この胴体の形と大きさがkanaの手にすっぽり収まり、力も上手に伝わるみたい。
スラスラといい感じで使うことができました。



【リップ型クレヨン】


これも100均で先生が見つけてきてくれました。
とてもやわらかい芯で
kanaの弱い力でもす〜っと色が出ます。

さらにこのクレヨンに手に
付かない「紙粘土」を巻くと…こんな感じに。




この紙粘土、大手の100均でも簡単に手に入ります。
適量を使いたい文具に巻いてkanaに持たせます。
一回こっきりの使い方でもいいけれど、
文具に巻いたままほかって置くと、その形で固まり、
中の文具を抜くと、その文具専用の持ち手ができあがります。
文具の数だけ持ち手が増えていってしまうのも困るのですが…
その場ですぐに、どんな文具にも使えるという点では、
紙粘土を用いたこの方法は便利だと思います。



【スポンジ】

3年生になり担任の先生が変わると、また新しいアイデアが出てきました。
それがこの台所用スポンジを使った持ち手。
丸くカットしてあり、真ん中に切込みが入っています。
この穴に描くものを通してkanaに持たせます。
以前の担任の先生からの申し送りを受けて考えてくれたんでしょうね。



スポンジという伸縮自在な素材なので、kanaの手にもなじみがよく
また、手の上から大人が握って力を加えてもkanaの手にもやさしい感じ。
真ん中の穴はくり貫いてはおらず切り込みだけなので、
いい感じに抵抗もかかり滑り止め効果が働いて
中のものがスルッと貫け落ちてしまうこともなさそうです。