+1+まだ1000gの赤ちゃんの時            

平成13年1月11日の夜からおなかが痛くなって、
だんだんその間隔が短くなってきました。
おなかが痛いのは以前からあったことで、
買い物に行っても途中でおなかが痛くて座り込んでしまう
…なんていうこともありました。
初めての妊娠で “おなかが張る”ということはこんなもんだ…
と思っていたため、ずっと我慢していました。
朝方にはその我慢ができなくなり、
時計を見ると痛みが10分間隔くらいで来ていましました。
普通じゃないと思い病院に行きました。

朝のラッシュにはまり、車はなかなか病院に着きません。
痛みに耐えながら極限の意識の中、
車窓から見たおまわりさんや高級マンションの様子は、なぜか今でも思い出されます。
病院に着くとすぐに診察をしてもらえました。
おなかに機械を付け、張りの様子を監視します。
その結果、“陣痛”という事でした。
まさか陣痛だなんて思ってもみなかったので、びっくり!びっくり!でした。
でも「赤ちゃんに会えるんだ!」といううれしさみたいのもありました。

痛みが増してからは、いけない気持ちかもしれないけど
“この痛みから早く開放されるなら、どんな事になってもいい!”とまで思いました。
病棟に入院し、赤ちゃんの様子を知る為のいろんな検査をし、
平行して帝王切開の準備も行われました。
点滴をして、浣腸もしたかな?
そのまま陣痛室に入りました。
ところがところが、ここに来て陣痛が弱まってしまいました。
血液検査の結果でも感染の値はさほど高くなかったようでした。

先生からは「赤ちゃんがまだ1000gちょっとしかないから、
1日でもおなかの中にいたほうがいい。
陣痛が弱まったのなら、帝王切開はせずに様子を見ましょう」
という事を告げられました。
大きな病院でNICU(未熟児集中治療室)の施設も整っている、
だから1000gくらいで生まれても“生かしてあげる事はできる”と言われました。
でも生かしてあげるって、健康な状態で…という事では“ない”んだよね。

痛みから逃れたくて、生まれちゃってもいい!と思った事を反省しました。
自分のことしか考えてなかったんだね。
ごめんね。赤ちゃん…

ここから、私の長い入院生活が始まりました。

■生まれるまで
■+1+まだ1000gの赤ちゃんの時
■+2+産科病棟入院中
■+3+フライング
■+4+陣痛が来た!
■+5+しあわせな時(1)
■+6+しあわせな時(2)
■+7+…障害?